3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表「侍ジャパン」を監督として優勝に導いた栗山英樹氏が26日、山形市の日大山形高校の学園祭で「中野拓夢選手と追いかけた夢」と題して講演した。中野選手は同校の出身で、プロ野球・阪神で活躍している。
栗山氏は生徒・教職員約950人を前に、日本代表の中で「走攻守」に優れた中野選手を評価し、優勝できた理由として「源田選手が指を骨折しても試合に出場する『男気』に、チームがまとまり、世界一にたどり着けた」と説明した。
続けて人生でどのような進路を選択するかなど重要な判断を迫られる際の心構えとして「『できる、できない』ではなく、『やるか、やらないか』で判断する」と指摘した。
メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手に触れ、「日本ハム時代の大谷選手に対し『2刀流など無理だ』という専門家の声が多数を占める中、『やるか、やらないか』で判断し、大谷に2刀流をさせた」とも語り、「自分の可能性を信じる、大切にする。そしてやると決めたら突き進む。それが大切だ」とメッセージを送った。
講演後の質疑応答では、同校野球部前主将の今田歩希さんが「人生で困難や壁にぶち当たったときに大切なことは」と質問した。栗山氏は「艱難(かんなん)辛苦という言葉があるが、壁に当たっていると自分が感じるときは、自分が成長するチャンス。ラッキーだと自分に言い聞かせて前に進む努力をする。これが大切だ」と答えた。




