陸上自衛隊北部方面航空隊と丘珠駐屯地の創立70周年記念行事が2日、札幌市東区の同駐屯地で開かれた。4年ぶりの一般開放で会場には正午時点で約4500人が来場。記念式典とともに編隊飛行や格闘展示など日ごろの訓練の成果が披露された。
北部方面航空隊長兼丘珠駐屯地司令の森貴義1等陸佐は「広大な北の大地で70年にわたり発展してきた歴史と伝統ある北部方面航空隊と丘珠駐屯地をつくってこられた諸先輩をはじめ、地域の理解に深く感謝したい」などと式辞を述べた。
この後、6年前に道内の北斗市で起きた航空事故で亡くなった隊員4人と、今年4月に沖縄県宮古島付近の海上で発生した陸上ヘリコプター事故の搭乗員らに対する慰霊飛行がヘリコプター5機編成で行われた。
式典では、第11旅団所属の音楽隊による吹奏楽演奏や丘珠駐屯地の隊員によるラッパドリル、災害派遣や模擬戦闘を想定した訓練などが披露された。会場では70周年の歴史を振り返るパネル展示も行われ、来場者らが北方防衛の重要拠点である同駐屯地と航空隊の歴史に触れていた。
同駐屯地の近くに住む松川誓子さん(41)は家族ら5人で来場。「ふだんから自宅周辺でヘリコプターが飛ぶ姿を見ているが、間近で見た機体は予想以上に大きかった」と驚いた様子で話した。
また、将来なりたい職業はパイロットという市内の小学5年、加藤世那(せな)さん(11)は、展示用ヘリコプターの操縦席に座った感想を「操縦桿(かん)は軽かったけれどシートは固かった」とにっこり。兄の空(そら)さん(13)も「自分の操縦で空を飛んでみたくなった」と笑顔で話していた。




