千葉「正論」懇話会の第79回講演会が12日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレで開かれ、現代中国論が専門の神田外語大教授、興梠一郎(こうろぎ・いちろう)氏が「いま中国で何が起きているのか? ~『習近平体制』を読み解く~」とのテーマで講演した。
興梠氏は、国際社会での中国の立ち位置について、「(米欧など)西側陣営との摩擦を避け、なりをひそめて経済発展に集中するという姿勢から、独自の発展モデルである『中国式現代化』に自信を持ち、主張すべきは主張するという姿勢になった」と述べた。
米中対立や台湾有事への懸念といった地政学上の緊張の高まりから投資家が対中投資に慎重になっているが、習体制は安全保障や治安維持を優先し統制を強めているとの見方を示した。
また興梠氏は、欧米は中国との経済的デカップリング(分断)は無理と判断し、安保上のリスクを避けつつ関与する方針だと指摘。日本としても「リスク管理しながら現実的に対応する必要がある」とした。




