広島県を訪問中の秋篠宮ご夫妻は12日、広島市の県立総合体育館で、「第70回全国ろうあ者大会」の式典に臨席された。
秋篠宮さまはお言葉で、聴覚に障害がある人を念頭に「災害時に誰もが等しく情報を入手し、コミュニケーションをとることができるような環境の整備は、誰一人取り残されることのない社会を築いていくために不可欠なこと」とご指摘。その上で手話を用いて、「さまざまな障害に対する理解が更に深まり、皆が安心して暮らせる社会が築かれること」を願われた。
式典では、手話言語の普及や聴覚に障害のある人の自立支援などに尽力した関係者らへの表彰も行われ、ご夫妻は手話で拍手を送られていた。