サッカーの全国高校選手権第4日は2日、千葉・フクダ電子アリーナなどで3回戦が行われ、前々回王者の静岡学園が迫力満点のゴールラッシュでベスト8に名乗りを上げた。豊富なタレントをいかした多彩な攻撃で宮崎日大を相手に8得点。大会初先発で2ゴールの川谷は、「悔しい思いをしていたので、先発したらやってやろうと思っていた」と笑みを浮かべた。
相手の守備に的を絞らせなかった。前半9分に左サイドの菊池からパスをつないで逆サイドの川谷が先制点。3分後に右サイドで西村が出したスルーパスに反応した松永が2点目を挙げ、前半32分の3点目は古川が巧みなドリブルで守備陣を切り裂いて奪った。
その後も5点を加える原動力となった個人能力の高さは静岡学園の伝統だ。7点目を奪ったのはJ2徳島入団が内定している玄(ひょん)で、圧巻の技術を披露した古川はJ1磐田へ。J1清水へ入団内定の川谷でさえ先発が確約されていないように、チーム内競争も激しい。
2回戦の近大和歌山戦は1得点にとどまって攻撃陣の停滞を心配していた川口監督を安心させ、「大量得点できてよかった」と生嶋主将。「一戦必勝」を強調する指揮官に率いられるタレント軍団が、2大会ぶりの優勝を目指して歩みを進める。(奥山次郎)




