広島原爆76年、「平和への誓い」全文

「平和への誓い」を述べる宅味義将くん(左)と伊藤まりあさん=6日午前8時29分、広島市中区の平和記念公園(彦野公太朗撮影)
「平和への誓い」を述べる宅味義将くん(左)と伊藤まりあさん=6日午前8時29分、広島市中区の平和記念公園(彦野公太朗撮影)

私たちには使命があります。

あの日、広島で起きた悲惨な出来事。

そのことを知り、被爆者の方々の思いや願いを聞き、考え、

平和の尊さや大切さを、世界中の人々や次の世代に伝えなければならないのです。

昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分。

赤く燃え、真っ黒に焼け焦げてボロボロになった広島の町。

「兄が死ぬより、わしが死んだ方がよかった」

大切な人が亡くなった悲しみと生き延びた者の苦しみには終わりがありません。

心に深く傷を負った被爆者は、それでも前を向き

「僕ら若人の力によって、きっと平和な世界を築き上げてみせる」と決意しました。

悲しみや苦しみを抱えながらも、被爆者の方々は生きることを決して諦めず、

共に支え合い、広島の町の復興に向け立ち上がりました。

本当の別れは会えなくなることではなく、忘れてしまうこと。

私たちは、犠牲になられた方々を決して忘れてはいけないのです。

私たちは、悲惨な過去をくり返してはいけないのです。

私たちの願いは、日本だけでなく、全ての国が平和であることです。

そのために、小さな力でも世界を変えることができると信じて行動したい。

誰もが幸せに暮らせる世の中にすることを、私たちは絶対に諦めたくありません。

争いのない未来、そして、この世界に生きる誰もが、心から平和だと言える日を目指し、努力し続けます。

広島で育つ私たちは、使命を心に刻み、この思いを次の世代へつないでいきます。

令和3年(2021年)8月6日

こども代表

広島市立袋町小学校6年 伊藤まりあ

広島市立五日市東小学校6年 宅味義将