豪、WTOに中国を正式提訴 ワイン制裁関税「不当」

北京市内のスーパーに並ぶオーストラリア産の輸入ワイン=2020年11月(共同)
北京市内のスーパーに並ぶオーストラリア産の輸入ワイン=2020年11月(共同)

オーストラリア政府は29日までに、中国がオーストラリア産ワインに課した反ダンピング(不当廉売)の制裁関税は不当だとして、世界貿易機関(WTO)に正式に提訴した。ロイター通信が報じた。同国産大麦に中国が課した反ダンピング関税についても昨年12月にWTOに提訴しており、対立が一段と先鋭化してきた。

中国は各国が新型コロナウイルスの発生源調査を求めたことに反発。輸出を中国に大きく依存してきたオーストラリアを標的にして、経済的な圧力を強めている。

今回の提訴を受け、両国は2国間協議に入る。それでも解決しなければ、オーストラリアはWTOに対し、一審に相当する紛争処理小委員会(パネル)の設置を求めることになる。