安倍晋三首相は1日、官邸で記者会見し、新元号を「令和」とした理由などについて説明した。記者団との主なやり取りは次の通り。
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--元号はこれまで全て中国の古典を由来としてきたとされるが、万葉集という日本の古典を由来とした思いは。5月1日の改元まで残り1カ月になったことを踏まえ、平成の次の時代をどのような気持ちで迎え、次の時代にどのような国造りをしていきたいか
「わが国は歴史の大きな転換点を迎えていますが、いかに時代が移ろうとも、日本には決して色あせることのない価値があると思います。今回は、そうした思いの中で、歴史上初めて国書を典拠とする元号を決定しました」
「特に万葉集は、1200年余り前の歌集ですが、一般庶民も含め、地位や身分に関係なく幅広い人々の歌が収められ、その内容も当時の人々の暮らしや息づかいが感じられ、まさにわが国の豊かな国民文化を象徴する国書です。これは世界に誇るべきものであり、わが国の悠久の歴史、薫り高き文化、そして四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄はしっかりと次の時代にも引き継いでいくべきだと考えています」
「同時に、急速な少子高齢化が進み、世界がものすごいスピードで変化をしていく中で、変わるべきは、変わっていかなければなりません。平成の30年間ほど、改革が叫ばれた時代はなかったと思います。政治改革、行政改革、規制改革、抵抗勢力という言葉もありましたが、平成の時代、さまざまな改革はしばしば大きな議論を巻き起こしました。他方、現在の若い世代は、そうした平成の時代を経て、変わること、改革することを、もっと柔軟に、前向きに捉えていると思います」
「ちょうど本日から、働き方改革が本格的にスタートします。70年ぶりの労働基準法の大改革です。かつては何年もかけてやっと実現するレベルの改革が、近年は国民的な理解のもと、着実に行われるようになってきたという印象を持っています。そうした中で、次の世代、次代を担う若者たちが、それぞれの夢や希望に向かって頑張っていける社会、1億総活躍社会を作り上げることができれば、日本の未来は明るいと確信しています。新しい元号のもと、一人一人の日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そういう時代を国民の皆さまとともに、築き上げていきたいと思います」



