共産党の志位和夫委員長は23日、東京・JR赤羽駅前で街頭演説し、来月の衆院選で民進党など4野党による選挙協力について「接戦区を中心に(与野党)1対1の対決となる選挙区を広げていくことが大切だ」と述べ、激戦区では野党候補の一本化に向け柔軟に調整を進める考えを示した。
共産党はこれまで、候補者調整の条件として(1)共通政策(2)候補の相互推薦・相互支援-を党本部同士で確認することを求めてきた。志位氏は演説後、記者団に「(2条件が)必要なことには変わりない」「野党候補の一本化で(勝敗が)ひっくり返る接戦区では(調整を)具体化したい」と述べた。ただ「互いに譲り合うことが必要だ」とも述べ、共産党だけが一方的に候補を降ろさないとも強調した。
民進党幹部によると、30程度の選挙区で、野党候補が一本化すれば与党を逆転する可能性が出るという。
地方組織レベルでは、野党候補の一本化を模索する動きが急速に進んでいる。民進党北海道連は道内12の小選挙区全てで野党候補を一本化させる方針を固めた。北海道では、昨年4月の衆院北海道5区補欠選挙で、民共などが野党統一候補を擁立した実績がある。
道内では自民党との接戦区が多く、道選出の民進党衆院議員は「共闘で自民党に勝てる選挙区が確実に増える」と効果を強調する。
民進党の前原誠司代表は23日、愛媛県西条市で記者団に「(選挙区で)1対1の構図に持ち込むことが大事だ」と志位氏と同じ認識を示した上で「理念政策をしっかり見極め、どこと協力やすみ分けができるか。これからも(協議を)進めたい」と述べた。



