監督不在など混乱が続いていた韓国サッカー協会は下馬評を覆し、46歳の申台龍(シン・テヨン)氏を代表監督に選任した。7月4日の技術委員会で5時間以上にわたる激論の末、最有力とされた62歳の許丁茂(ホ・ジョンム)プロサッカー連盟副総裁ではなく、監督を途中で引き継いだ2016年リオデジャネイロ五輪で8強、17年U-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)で16強入りさせた韓国サッカー界の「火消し役」と言われる申氏に命運を託した。新任された40代の技術委員らが「韓国サッカーの未来を任せる人物」として世代交代を訴え、既定路線に異を唱えた格好だ。
ただ、2018年W杯ロシア大会アジア最終予選の8月31日の次戦まで準備期間は2カ月もない。W杯アジア最終予選は、過去8試合で11得点に対し10失点と守備崩壊を露呈している。残り2試合でA組1位のイラン(8月31日、韓国)、勝ち点1で韓国に迫る3位ウズベキスタン(9月5日、アウェー)と対戦する。3位でプレーオフにもつれても申氏に指揮を執らせる方針まで打ち出し、追い込まれた危機感がヒシヒシと感じられる。
韓国メディアはなるべく論評を控え、韓国代表が置かれている危機的状況の中で新代表監督が選任されたニュースを淡々と報じた。朝鮮日報は「韓国A代表監督に申台龍氏」、中央日報は「崖っぷちの韓国代表、新監督が決定」、聯合ニュースは「サッカー韓国代表の新監督に申台龍氏」だった。



