「エヴァ」は、作り手を意識させられる作品でしたね。単純に楽しいだけではなくて、こういう人(庵野秀明監督)がこういう作品を作っている、というのが透けてみえる。これはおもしろい、と思って、(アニメ業界の)門戸をたたきました。
《以後、「ミチコとハッチン」や「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の一部演出・絵コンテなどを担当。平成22年の「世紀末オカルト学院」で監督デビューを果たし、テレビアニメ版「僕だけがいない街」の監督も手掛けた。作品を作るに当たり、大切にしていることは》
なるべくみんなを楽しませたい、と思っています。見ている人もそうですし、作っているスタッフも「いいな」と思える作品を作れたら幸せですね。
《「時をかける少女」「サマーウォーズ」などで知られる細田守監督の作品の助監督も務めた》
細田さんからはアニメ哲学というものを学びました。作品はこうあるべきだということや、僕がモヤっと思っていたことを、事あるたびにピシピシ言われましたね。
映画が主戦場の彼が常々言っているのが、「映画は公共のものであるべきだ」ということです。「そういう心がけで映画は作らないといけないんだ、伊藤よ」みたいなことをずっと言われました。当時から僕は、人がジャンジャン死ぬ作品もやりたいとは思っていましたが(笑)
“何でも屋”でありたい
《細田監督や、「君の名は。」の新海誠監督に続く、次世代のアニメ監督として注目を集める》



