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中国「精子バンク」に異変、ドナーの合格率大幅ダウン…「腎臓売らなくてもiPhone6s買える」と提供も募る

 男性の精子を保存し、妊娠を望む女性らに提供している「精子バンク」。世界の多くの国に存在し、男性側の不妊症に悩むカップルや子供がほしい独身女性らの需要に応えているが、中国で近年、提供される精子の品質低下が問題になっているという。精子の提供者(ドナー)は「若く」「健康」「イケメン」「高学歴」などが条件になっているのが一般的だが、中国人の男性ドナーに何が起きているのだろうか。こうした中、「腎臓を売らなくても(謝礼で)iPhone6sが買える」と、精子提供の募集広告まで目立つようになったという。

45・9%→17・8%

 中国メディアが伝えたところによると、河南省にある医療機関「中信湘雅生殖遺伝専科医院」が設置している精子バンクで、ドナーから提供される精子の合格率が年々低下しているという。2006年の合格率は45・9%だったのが、10年には37・9%、14年は17・9%となり、15年上半期には17・8%になった。この5年だけでも半分以下になる計算で、大きな落ち込みを示している。

 精子バンクは、中国全土に十数カ所あるとされる。「中信湘雅生殖遺伝専科医院」の精子バンクは湖南省では唯一で、14万6千人分の精子を保存し、中国全土に提供している。合格基準は明確にされていないが、一般的には、健康で感染症などの病気がないことに加え、精子を冷凍保存するため、冷凍して解凍した後の濃度や活発度などが審査される。合格率の低下は、中国人の「優秀な」男性の精子が、こうした基準に合致しなくなっていることを表わしている。

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