少年隊・錦織一清が「ライフワーク」と語るミュージカル

少年隊・錦織一清が「ライフワーク」と語るミュージカル
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 アイドルとして一世を風靡(ふうび)した少年隊の「ニッキ」こと錦織一清(にしきおりかずきよ)さん。近年は舞台演出にも活躍の場を広げている錦織さんが「ライフワークをいただいた」と語るミュージカルが4月11日から愛媛県東温(とうおん)市の「坊っちゃん劇場」でロングラン上演される。

「子供が少し大人になるような」

 今回、錦織さんが演出するのは「~おかやま桃太郎伝説~鬼の鎮魂歌(レクイエム)」。誰もが知る昔話「桃太郎」のうち、「(桃太郎)伝説の生まれたまち」として文化庁の日本遺産認定を受けた岡山市などの伝説を題材にしたものだ。

 2月に行われた制作発表会で、錦織さんはこう力を込めた。

 「ハードタッチの大人のテーマだが、子供を楽しませるのは使命だと思っているので、コミカルにも描く。子供が見終わって少し大人になって帰ってゆくような作品にしたい」

 同作品は、脚本を映画「パッチギ!」「フラガール」、NHK連続テレビ小説「マッサン」の羽原大介さんが担当。音楽監督・曲を「きみの朝」で知られるシンガー・ソングライターで俳優の岸田敏志さんが担う。

 羽原さんは「今更、桃太郎かと思われるかもしれないが、私たちが慣れ親しんだ物語とは全然違う。鬼は朝鮮半島の百済(くだら)から吉備の国に流れ着いたという設定で繰り広げられる」と作品世界を紹介。その上で「争い、戦うだけではなく、国や民族の違いを超えて絆や友情、恋愛などさまざまな人間としての情を交わしながら進む、中身の濃い話が書けた」と自信を見せた。

 また、岡山県出身の岸田さんは「僕は音楽でストーリーを説明するのは好きではないので、難しい歌詞にしたくない。帰り際に鼻歌が出るような音楽であればいなと思う」と語った。

錦織さんの「忘れていたもの」

 坊っちゃん劇場は全国でも珍しい地域拠点型の劇場で、平成17年に設立された。翌年の「坊っちゃん!」を皮切りに、自主制作作品を1年間上演している。

 一方、羽原さん、錦織さん、岸田さんの3人による同劇場のミュージカル作品は3年連続3作目だ。

 「この劇場で仕事をするようになって、お客さんの顔を見るようになった」という錦織さん。「おじいちゃんが子供の手を引いて見に来たり、学校の授業で観覧に来たりする。東京の劇場とは違う。忘れていたものを、もう一度やらせてもらえる。3年目で、四国でライフワークをいただけたと思っている」と目を輝かせた。

実際の伝説をベースに

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