仙台うみの杜水族館、復興の象徴 共に成長する姿

 7月1日に開館する東北最大規模の「仙台うみの杜(もり)水族館」(仙台市宮城野区)は東日本大震災の津波で被災し、かさ上げされた土地に建設され、「東北の復興を象徴する水族館」としても期待が高まる。見どころは、約50種、2万5000匹の魚が泳ぐ三陸の海を再現した巨大水槽。運営会社の「横浜八景島」(横浜市金沢区)は初年度の来場者数100万人を目指す。(上田直輝)

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 巨大水槽は幅13メートルで、水深7・5メートル。水量は990トンにも及ぶ。

 この水槽内で、国内では同水族館だけとなるヨシキリザメ2匹の飼育も始まっている。2・5~3メートルまで成長し、細長い体と大きな胸ビレ、背中の深い青色が印象的だ。三陸の海に多く生息するが、回遊しているため水槽内での飼育が難しいという。

 約1千席が設けられた東北最大規模のイルカショーも呼び物の一つ。アクリル板や柵の仕切りのないプールでは、間近で大迫力のショーが楽しめる。

 23日は報道関係者向けの内覧会が開かれ、イルカがアシカとキャッチボールする様子が披露された。イルカとアシカが共同で行うショーは東北初という。

 県内では松島町の「マリンピア松島水族館」が5月に閉館。住民からは新たな水族館を心待ちにする声が上がっていた。ショーを担当する飼育員13人のうち11人はマリンピアから移籍した飼育員。昨年6月から、横浜市金沢区の水族館「八景島シーパラダイス」でトレーニングに励んできた。

 展示予定は、全体で約300種、5万匹。このうち7千匹はマリンピアから引き継いだ。マリンピアで大人気だったイロワケイルカも新たな水槽で元気な姿を見せている。

 イルカ・アシカショー担当の寳(たから)裕介さん(43)は「マリンピアの飼育員とアシカ、八景島のイルカたちが力を合わせて成長していく姿をみてほしい」と話した。

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