群馬・草津町議のリコール成立、新井氏失職へ

新井祥子町議

 群馬県草津町は6日、新井祥子町議に対する解職請求(リコール)の賛否を問う住民投票を行い、即日開票の結果、有効投票の過半数が賛成し、新井氏は失職することになった。確定投票数は「失職に賛成」が2542票で、「反対」208票。当日有権者数は5283人(男2645人、女2638人)で、投票率は53・66%だった。

 新井氏は昨年11月、「町長室で黒岩信忠町長と性行為をした」などとする電子書籍を配信し、同12月、議会で書籍内容に言及したとして除名処分を受けたが、県に不服申し立てを行い今年8月、県は処分を取り消した。これを不服とする町議らが解職を求めて署名活動を展開。有効数3180人で有権者数の3分の1を上回ったとして町選管は住民投票の実施を発表、11月16日に告示されていた。

 投票結果に新井氏は「今回のリコールは町長や議長はじめ議員が主導したもので、『制度は住民のためのもの』という理念に反する理不尽な運動。私が始めたインターネット署名では1万2300人以上がリコール反対に賛同した」などとするコメントを発表。今後も黒岩町政に反対するとの意向を示した上で、「(賛成を求める)圧倒的な空気の中、208人が反対してくれたのは本当にありがたく思います」と語った。

 一方、解職を求めていた黒岩卓町会議長は「町民の皆さまの一票に心から感謝申し上げたい。今回の投票は新井氏による嘘の告白によって傷つけられた町民と町の名誉と尊厳を取り戻す戦いで、投票結果は町民の心の叫びであると思います。町民は自己の告白や発言に事実証明を果たさない新井氏にはっきりと審判を下した」とのコメントを発表。今後は傷ついた信頼と名誉の回復に町民と一丸となって取り組むとした。

 黒岩町長は配信内容が虚偽だとし、新井氏らに損害賠償を求め提訴している。

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