日米首脳共同会見詳報

(上)トランプ大統領「対日貿易赤字削減へ障壁取り除く」

 安倍晋三首相は27日午後、トランプ米大統領と東京・元赤坂の迎賓館で首脳会談に臨んだ。首相は会談後の共同記者会見で、北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、条件をつけずに北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談する自身の考えについて、トランプ氏の全面的な支持を得たと強調した。共同記者会見の詳報は以下の通り。

 安倍首相「5月1日に天皇陛下がご即位され、日本は令和という新しい時代を迎えました。新たな時代の幕開けに、最も重要な同盟国である米国の大統領ご夫妻であり、そして私と妻の大切な友人であるトランプ大統領とメラニア夫人を初の国賓としてお迎えできることを大変うれしく思います。トランプ大統領とは先月もホワイトハウスで首脳会談を行い、メラニア夫人の誕生日を一緒にお祝いしました。来月もG20大阪サミット(20カ国・地域首脳会議)出席のため再び来日していただきます」

 「平和安全法制(安全保障関連法)により、日米は互いに助け合うことのできる同盟となり、その絆は盤石なものとなりました。そして、ドナルドとの非常に親密な、個人的信頼関係により、日米同盟の絆はもはや揺るぎようのない世界で最も緊密な同盟となりました」

 「令和の新たな時代において、日米は真のグローバルパートナーとして、地域と国際社会の平和と繁栄を主導していきます。このたびのトランプ大統領ご夫妻の国賓としての訪日は、日米の揺るぎない絆を内外に鮮明にする絶好の機会となりました。トランプ大統領とメラニア夫人の友情に心から感謝いたします」

 「本日の首脳会談では、最新の北朝鮮情勢を踏まえ、十分な時間をかけて方針の綿密なすり合わせを行いました。日米の立場は完全に一致しています。トランプ大統領とメラニア夫人には一昨年の訪日の際に引き続き、改めて拉致被害者のご家族と面会していただき、ご家族の皆さまを励まし、勇気づけてくださいました」

 「何よりも重要な拉致問題の一日も早い解決に向け、次は私自身が金正恩委員長と直接向き合わなければならないとの決意です。条件を付けずに金正恩委員長と会って、率直に虚心坦懐(たんかい)に話をしたいと考えています。トランプ大統領からも、こうした私の決意に対し『全面的に支持する。あらゆる支援を惜しまない』との力強い支持をいただきました。引き続き、日米で緊密に連携しながら、あらゆるチャンスを逃さず、拉致問題の一日も早い解決に向け果断に行動してまいります」

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