城西大などを運営する学校法人城西大学(東京)で水田宗子前理事長の在任中に不適切な支出があったとされる問題で、同法人は31日、平成16~28年の支出約5億3720万円が不適切だったとする会計調査委員会の最終報告を公表した。
昨年9月の1次報告書は、親族への報酬など約4億円の支出が理事会の決議がないなどの理由で不適切とした。今回は新たに水田氏の退職金約1億620万円など計約1億3千万円を不適切と指摘。退職金支給時に水田氏が理事長や学長を退職していないとした。
この問題をめぐっては、水田氏と同法人が互いに損害賠償を求める訴えを東京地裁に提訴。最終報告公表を受け、水田氏の訴訟代理人を務める大室俊三弁護士は「調査委の正当性自体に重大な懸念がある。学長への70歳時点での退職金支給は高額化を防ぐための慣行に従ったもの」と述べた。



