JR西 赤字ローカル線「維持は困難」 自治体と協議本格化へ

赤字ローカル線の維持は困難との認識を示すJR西日本の長谷川一明社長=18日、大阪市内(黒川信雄撮影)

 JR西日本の長谷川一明社長は18日、新型コロナウイルス禍で経営状態が悪化するなか、赤字ローカル線の維持が困難になっているとし、今後のあり方について関係自治体と協議を本格化する考えを示した。バスやLRT(次世代型路面電車)への転換などが念頭にあるとみられる。対象の路線名は言及を避けた。

 長谷川氏は「(JR西の)補助で支えられたローカル線の維持は非常に難しくなってきた」と指摘。「これまでも関係自治体には鉄道からバス、LRTへの変換を提案し、一部では実現してきたが、今後さらに議論の場を広げたい。持続可能な地域交通を実現したい」と強調した。

 JR西のローカル線は沿線人口の減少などを背景に大半が赤字とされ、新幹線や人口が集中する関西圏の在来線による収益でローカル線を維持する構造になっている。

 また、長谷川氏は新卒採用を抑制する方針も表明。令和4年度は「大幅に縮小させる」とした。

 コロナによる鉄道利用の減少で、JR西は今年度に2400億円の最終赤字を見込むなど経営が深刻化している。

Google検索で「産経ニュース」を優先表示。ワンクリックで簡単登録

会員限定記事

会員サービス詳細

産経WESTランキング

  1. 生成AIを「悩み相談」に使う10代女性たち 阿部前監督事件を招いた「AI正論」の波紋

  2. ドライアイスの危険、認識不足だった 徳島大、学生死亡で報告書

  3. 元カープ選手にゾンビたばこ譲渡 容疑で自営業の男逮捕

  4. 大阪・道頓堀をダイバーが水中清掃、出てきたものは… ごみゼロの日に戎橋も丸洗い

  5. 自然に溶け込むアーチ橋梁群 北海道・旧国鉄士幌線跡、水没と出現を繰り返す「幻の橋」も 行ってみよう廃線跡有料会員記事

  6. 和泉市制70周年 だんじり全35台が10年ぶり集結

  7. 年3000トン廃棄される「讃岐うどん」をどうするか 香川大が出した答えは「微生物紙」有料会員記事

  8. 京都府警が死亡男児の複数の親族から任意で事情聴取 浮かぶ不自然な経緯、全容解明へ

  9. 京都・華頂女子高が来年度から男女共学化 全日単位制も導入 近年の定員割れ受け

  10. 犯罪被害者に二重の苦しみ、賠償金未払い解消進まず 専門家「国の介入で強権的に請求も」