プログラミング言語「PHP」の脆弱(ぜいじゃく)性が見つかり、多くのサービスが利用停止になった問題は、脆弱性の情報が修正前にSNSで拡散されたことで混乱が広がった。専門家は「実害が出る前に予防的にサービスが停止されており、評価できる」と強調した。
脆弱性の情報は、修正プログラムが用意されるまでの時間を確保した上での公表が鉄則。各システム運営者が対処しやすいように国際的な非営利組織などが割り当てている識別番号が公開前に流出した。識別番号があれば該当する脆弱性を持つシステムを検索できるため、サイバー攻撃に悪用される恐れがある。
EGセキュアソリューションズの徳丸浩取締役最高技術責任者(CTO)は「修正プログラム導入後のテストや動作確認で最低数時間はかかる」とし、各社がサービスを停止して修正を優先したことを評価。脆弱性自体は数年前に発見されており、「開発側も入念に準備をしていたが、情報が流出した」と解説した。
一方、「攻撃に使えると見つけたのは高性能人工知能(AI)。今後、実際の攻撃が起こる可能性はある」とも警告する。(高木克聡)




