キービジュアルに散りばめられた物語をひもとく伏線
テレビアニメ『薬屋のひとりごと』初の映画『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』(12月11日公開)の最新予告映像が解禁され、主題歌が米津玄師「春が灯り」(読み:はるがともり)になったことが発表された。あわせて、メインキャラ集結の最新キービジュアル、キャラクター相関図が公開された。
原作者・日向夏氏と監督・長沼範裕氏との打ち合わせを経て、完成させた楽曲について米津は、「この曲を作るにあたり、頂いた脚本を読み込む一方で参照したのは童謡でした。なかでも『チューリップ』と『あんたがたどこさ』に大きな影響を受けています」とコメントを寄せており、わらべ歌のように聞く人の心に寄り添う温かさと懐かしさを併せ持つ極上のメロディとなっている。『薬屋のひとりごと』で描かれるミステリーとその先にある胸打つ人間ドラマを彩り、鑑賞後も心に響き続ける楽曲に仕上がっている。
予告映像では、「このまま何もわからぬまま終わってしまえば…」「寂しい人」という意味深なセリフとともに、主題歌の跳ねるようなピアノフレーズから始まり、新たな事件の始まりを予感させる。
5年前に亡くなった中級妃・若晴の遺体を故郷へ返すため、<未の一族>の直轄地・未南州を訪れる猫猫と壬氏たち。そこで出会うのは、若晴に仕えていた元侍女頭の銀山や未の一族の末息子・沐清。妾の子として一族の子供たちからつまはじきにされている沐清を守り、優しい言葉をかける銀山の姿を見て、まるで母と子のような関係の印象を受ける猫猫。
しかし、柔らかな空気もつかの間、死んだ前頭領が隠した財宝を探す水賊の頭領・水蛇の登場で一気に不穏な空気に―。若晴の遺体を見て「どうして…」と呟く銀山、望まれた子ではないと吐露する沐清と一族が抱える秘密、そして、何者かによって奪われてしまった遺体の首、若晴の遺体の秘密がいくつもの事件を引き起こし、事態が思わぬ方向へと向かっていく様子が、主題歌「春が灯り」の情緒的な旋律とともに描かれている。
キービジュアルは、予告映像のラストでも描かれたボロボロの猫猫と沐清、そして剣を持つ強い表情の壬氏、高順や羅漢などお馴染のキャラクターたち、祈るような若晴と銀山、その後ろに物語で暗躍する化蛇団と、劇場版に登場するキャラクターたちが集結した、色彩豊かな最新ビジュアル。舞う花びらや、薄くあしらわれた何かの文字。そして、コピーにある、「秘められた真実 最後の願い」とは、いったい何なのか。劇場版を見ればその答えが分かる、物語をひもとく伏線が散りばめられている。
本作は、架空の帝国の後宮を舞台に、花街育ちの薬屋・猫猫が、持ち前の薬学知識と鋭い観察眼で宮中に渦巻く謎や陰謀を解き明かしていく物語。全世界シリーズ累計部数5700万部を突破している人気ライトノベルが原作で、2023年よりテレビアニメが放送され、10月2日よりアニメ第3期が放送中。また、芦田愛菜主演で2028年に実写ドラマ化されることが決まっている。
原作者・日向夏氏による完全新作オリジナルストーリーで描かれる劇場版は、〈遺体の秘密〉×〈隠された財宝〉が複雑に絡み合うシリーズ史上最大のミステリー。“後宮で5年前に亡くなった妃の遺体を故郷へ返すため”、猫猫と壬氏はその故郷である南の地へと旅に出る。
