東京大は15日、医学部付属病院の医師らの汚職事件を受けた再発防止策の進捗状況を公表し、同病院を10月から本部直轄にし、名称を「東京大学病院」に変更すると明らかにした。藤井輝夫学長の下に病院等改革推進本部(仮称)を新設し、その中に外部資金の審査や管理を一体的に担う部門を新設する。
世界最高の研究水準を目指す「国際卓越研究大学」に東北大、東京科学大が認定され、京都大が認定される方針となる一方、東大は相次ぐ不祥事で継続審査となっている。藤井学長は記者会見で「ガバナンス(組織統治)体制の実効性を高め、最大限努力する」と認定に改めて意欲を示した。
東大は10日、東大の産学協同事業の事務を代行する一般財団法人「総合研究奨励会」の元事務局長が平成28年から今年にかけて計約9000万円の資金を流用していたと発表していた。この法人は、大学院工学系研究科の教授が代表理事を務めている。
国際卓越研究大学の認定では「ガバナンスに関わる新たな不祥事が生じた場合、審査を打ち切る」とされており、松本洋平文部科学相は14日の閣議後記者会見で、不正流用事案が「該当するかどうか確認が必要だ」と述べている。




