水辺で遊ぶ機会が増える夏休みを前に、水難事故への対処法を学ぶ講習会が15日、茨城県土浦市の市立都和小で開かれた。全学年の児童が参加し、服を着たまま水に落ちた場合に備えた「着衣泳」の方法を学んだ。赤羽岳彦校長は「土浦には霞ケ浦や川があり水が身近だ。学習したことを家族に伝えて、夏休みを安全に過ごしてほしい」と期待を込めた。
顔を真上に向けて力抜く
この日は、実際にプールで着衣泳の指導を行うことを予定していたが、熱中症警戒アラートが発表されたため教室内での講習に変更した。
講習は「浮いて待て! 命を守る着衣泳講習会」と題して行われ、土浦消防署に勤務し、防災活動を行う任意ボランティア団体の代表でもある平田竜也さんが講師を務めた。
児童たちは、水に落ちたり溺れたりした場合、あわてて岸などにたどり着こうとせずに「浮いて待つ」という合言葉を教わった。顔を真上に向け、体の力を抜いて両腕を横に伸ばした姿勢で救助を待つ方法についても指導を受けた。
平田さんは、溺れた人がいても自ら泳いで助けに行こうとしないことや、まずは119番通報することなども伝え、水難事故を防ぐために「事前に天気予報を確認し、子供だけでは行かないで」と呼び掛けた。
4年生の石引湊人さん(9)は「夏休みは海に行くので、溺れてしまったら浮いて待つ、ということを知り、とても良かった」と話した。(谷島英里子)




