エボラ出血熱での渡航や貿易制限「推奨せず」WHO、水際対策の強化を求める

コンゴ(旧ザイール)・ゴマでエボラ出血熱について注意喚起する国連児童基金(ユニセフ)のボランティア=5月29日(ゲッティ=共同)

アフリカ・コンゴ(旧ザイール)東部で広がるエボラ出血熱を巡り、世界保健機関(WHO)当局者は29日の記者会見で、感染者が確認されているコンゴや隣国ウガンダとの渡航を制限する動きが各地で出ていることを念頭に「渡航や貿易に制限を課すことは推奨しない」との見解を改めて表明した。

渡航に関しては米国が、過去21日以内にコンゴなどに滞在していた外国人の米入国を禁止する措置を取っている。ANSA通信によると、イタリア首相府は29日、メローニ首相が感染拡大抑止のため、国境管理強化の必要性を訴える書簡を欧州連合(EU)に送ったと発表した。

WHOは今月、専門家による緊急委員会を開催し、各国への勧告を議論。水際対策強化を求めた一方、旅行者の入国を拒否することや航空便停止などは推奨しないとした。WHO当局者は「全ての国に対し勧告に従うように促す」と述べた。勧告に強制力はない。(共同)

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