「学問の自由のため声を」 米ハーバード大で卒業式

5月28日、米ボストン郊外のハーバード大の卒業式で、大学院の修了生代表として演説するアンドルー・オドノヒューさん(共同)

米東部ボストン郊外のハーバード大で28日、卒業式が開かれた。トランプ政権からリベラル派の拠点として敵視され、補助金打ち切りなどを巡り法廷闘争が続いている。大学院の修了生代表として演説したアンドリュー・オドノヒューさん(30)は「大学の活力と民主主義の健全性は切り離せない。学問、表現の自由のために声を上げなければならない」と訴え、会場は大きな歓声に包まれた。

5月28日、ハーバード大の卒業式で祝辞を述べるガーバー学長=米ボストン郊外(共同)

ガーバー学長も祝辞で「自由で開かれた探究は、守られ、育まれなければならない」と語った。ただトランプ政権への直接的な批判は避けた。

トランプ政権は、パレスチナ自治区ガザの戦闘を巡りイスラエルに抗議する学生デモの取り締まりを各大学に要求。ハーバード大は拒否したため、トランプ氏は「反ユダヤ主義」と攻撃して補助金打ち切りなどに踏み切った。

オドノヒューさんは、学生や教授らが萎縮すれば「革新的な人材を生み出すことはできなくなる」と警告した。(共同)

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