<浪速風>酷暑の「土用の丑の日」には気軽にウナギを食べたい

イオンリテールが販売するウナギのかば焼き=6月、東京都品川区

「土用の丑(うし)の日」にウナギを食べる習慣は江戸時代に平賀源内が広めたことで知られる。諸説あるが、天然ウナギの旬が秋冬で、夏場に閑古鳥が鳴く鰻屋のためにとひと肌脱いだ。この日に「う」のつくものを食べると縁起がいいとされたことから「土用の丑の日はうなぎ」とキャッチコピーをつけた。

▶土用は立春・立夏・立秋・立冬の直前18日間を指し、丑の日は日にちを十二支で数えたとき丑に該当する日だ。夏の土用が重視されたのは暑さで体力を消耗する時期を乗り切るためだ。

▶今年は7月19日と31日だが、ウナギが高根の花になって久しい。欧州連合(EU)はニホンウナギの貿易を規制するよう提案し、海外からの供給減少でさらに値上がりする可能性も。日本は天然のシラスウナギに依存しない完全養殖技術を持つが、高すぎて現代の鰻屋に閑古鳥が鳴かないよう願いたい。

Google検索で「産経ニュース」を優先表示。ワンクリックで簡単登録

会員限定記事

会員サービス詳細

オピニオンランキング

  1. 「イランの過激な論理は大半のイスラムとは異なる」 群馬「正論」懇話会で飯山陽氏が講演

  2. 旅の始まりは夜汽車に限る 第一列車① 威風堂々と東京駅9番線に向かう、の巻 令和阿房列車で行こう2026 パートⅤ

  3. <主張>完全養殖の蒲焼 川のウナギを守ってこそ 社説

  4. 【日曜に書く】「絆」は繋がっている 論説委員・中本哲也有料会員記事

  5. 【正論】「国民が憲法のためにあるのではない」 関嘉彦教授が問い続けた憲法の意味 東京工業大学名誉教授・芳賀綏

  6. <浪速風>完全養殖魚が天然モノを重宝する職人気質を変える日はくるか

  7. <主張>クマの都市域出没 春から頻発に警戒一段と 社説

  8. 【産経抄】憲法上の制約… 皇室に非礼な姿勢を取ってきた政府 「生前退位」現行憲法のきしみと限界 8月27日

  9. 【直球&曲球】35歳で孤独死…女優・川越美和さんの訃報に衝撃 助けの手、多数確保が備えに 中江有里有料会員記事

  10. 【文芸時評・7月号】文学するのをやめる勇気 早稲田大学教授・石原千秋有料会員記事