「土用の丑(うし)の日」にウナギを食べる習慣は江戸時代に平賀源内が広めたことで知られる。諸説あるが、天然ウナギの旬が秋冬で、夏場に閑古鳥が鳴く鰻屋のためにとひと肌脱いだ。この日に「う」のつくものを食べると縁起がいいとされたことから「土用の丑の日はうなぎ」とキャッチコピーをつけた。
▶土用は立春・立夏・立秋・立冬の直前18日間を指し、丑の日は日にちを十二支で数えたとき丑に該当する日だ。夏の土用が重視されたのは暑さで体力を消耗する時期を乗り切るためだ。
▶今年は7月19日と31日だが、ウナギが高根の花になって久しい。欧州連合(EU)はニホンウナギの貿易を規制するよう提案し、海外からの供給減少でさらに値上がりする可能性も。日本は天然のシラスウナギに依存しない完全養殖技術を持つが、高すぎて現代の鰻屋に閑古鳥が鳴かないよう願いたい。




