全国でも数少ない沿岸捕鯨基地がある千葉県南房総市の海岸で、体長約11メートルのクジラが打ち上げられているのが見つかった。ザトウクジラとみられ、15日朝の発見時にはすでに死んでいた。近くの砂浜に埋めるなどの処理が検討されている。
15日午前8時半ごろ、「クジラが打ち上げられている」と住民から市に通報が入り、職員が死骸を確認。「死んだ状態で海岸に流れ着いた可能性が高い」(市農林水産課の担当者)という。
「においもすごいし、カチカチになっている。かわいそうだな」
17日、海岸を毎日散歩しているという地元の男性(74)は、腐敗が進むクジラを寂しそうに見つめた。
海岸でサーファーたちが激しく水しぶきを上げるなか、砂浜に横たわるクジラは皮の大部分がはがれた状態で、5メートルほど離れていても刺激臭が鼻をつく。近隣住民らは遠巻きに見守っていた。
市によると、昨年12月にもザトウクジラの死骸が漂着。近くの浜に埋められたという。




