台湾の外交部(外務省に相当)の劉永健報道官は9日の記者会見で、バルト3国のエストニアとの間で台湾の出先機関の設置を巡り協議していると説明した。双方とも出先機関の設置は交流強化につながるとの認識で一致しているが、最終的な合意には至っていないとした。
中国はエストニアに対し「公的性格を持つ機構を台湾が設置することに反対するよう求める」(外務省報道官)と訴え、強くけん制している。
エストニア外務省は3日、経済や文化面で台湾との関係を強化するため、台湾出先機関の設置を受け入れる準備があると表明。台湾と政治的な関係を築くことはしないとも強調し、出先機関の名称には「台北」が使われるとの方針を示した。
台湾は2021年にリトアニアの首都ビリニュスに欧州で初めて「台湾」の名称を用いた代表処を立ち上げ、中国はリトアニアとの外交関係を格下げするなど対抗措置を取った。
バルト3国には台湾の呉釗燮外交部長(外相)が6~12日の日程で訪問している。(共同)




