バレーボールのワールドカップ(W杯)として行われるパリ五輪予選男子東京大会で、日本はエジプトに2―3で敗れた。
コートで輪をつくり、優勝したかのように喜ぶエジプトチームの横で、日本の選手たちはがっくりと肩を落とした。過去19勝5敗と圧倒してきた相手に、五輪切符の懸かる重要な大会でよもやの逆転負け。アタッカーの高橋藍(らん)(日体大)は「相手がいいバレーをしていた。そこに対応できなかった」とうなだれた。
9月30日のフィンランド戦と同様、内容でも圧倒して2セットを先取しながら、開き直って反撃してきた相手に押し返され、フルセットに持ち込まれた。前夜は執念で白星をもぎ取ったが、悪い流れで勝利を重ねられるほど五輪予選は甘くない。「何て言ったらいいかわからない。きのう学習したはずなのに」。山内(パナソニック)は沈んだ声で話した。
序盤はサーブが走り、第2セットだけで5本のエースを決めた。ただ第3セット以降は選手交代で守りを立て直した相手を打開できなかった。ブラン監督は「ブロックが機能していれば」と嘆いたが、高さで劣る日本の大きな武器が封じられれば、勝機を見いだしにくくなる。小野寺(サントリー)は「自分たちの強みをもう一回確認したい」と巻き返しを誓った。(奥村信哉)




