北海道蘭越町で資源調査の掘削中に蒸気が噴出し、周辺の水から高濃度のヒ素が検出された問題で、調査主体の三井石油開発(東京)は10日までに、蒸気を9日に採取して鑑定した結果、飲料水の基準の2100倍、農業用水の基準の420倍に相当するヒ素を検出したと発表した。「ただちに人体に影響が出るものではない」としている。
同社は10日夜、町内で説明会を開き、近隣住民や関係者ら85人ほどが参加。原田英典社長は冒頭、「多大な心配と迷惑をかけ、心より深くおわび申し上げる」と陳謝した。住民からは補償の有無などを問う声が上がり、同社は「事実関係に基づき誠意を持って対応する」と回答した。説明会は7月4日に続き2回目。
同社は今後2週間程度、ヒ素を含む水を敷地周辺に放出する方針を示している。これまでに4人が体調不良を訴えているほか農作物への影響も懸念される。同社は因果関係を調べ、個別に対応するとしている。








