新潟県は20日、記録的な大雪により、長岡市と小千谷市の国道17号でも車の渋滞が発生したとして、両市に災害救助法を適用したと発表した。県は「取り残された多数の車両の運転者らの救助が必要になっている」として、車の立ち往生の解消に向けて陸上自衛隊に災害派遣を要請した。
県によると、長岡、小千谷両市の国道17号では、断続的に渋滞が発生している。20日午前1時の時点で、少なくとも2カ所で約800台の滞留が確認され、支援物資を配布。午前4時には約300台に減少した。
3市の国道で立ち往生した車両の運転手らは不安な一夜を過ごした。
交通機関も混乱が継続。JR東日本新潟支社によると、新潟県内の在来線は始発から多くの区間で運転を見合わせ。信越線直江津―長岡間、上越線六日町―長岡間などは終日運休するとしている。広範囲で停電も発生しており、復旧状況の確認を進める。
交通途絶え、困惑の朝在来線運休、タクシーに列
雪が降り続く新潟県長岡市のJR長岡駅の20日早朝。在来線が運休し、駅からの移動も困難で、駅職員に状況を尋ねる人や運行している新幹線の乗車券を購入する人もいた。前のタクシー乗り場には、約40人が列をなした。
看護学生の女性(19)は、実習のため、燕三条駅から新幹線で長岡駅に来たが、駅からのバスが運休していた。「運行状況が分からなかったから、来るしかなかった」と困惑した様子。学校に連絡し、帰宅するつもりだという。
美術館職員の50代男性は新幹線で新潟駅から長岡駅に来たが、やはりバスの見通しが不透明のため困り果てていた。「これだけの雪だと徒歩も厳しいし、タクシーもいつ来るか分からない」「こういう天候だとバス会社は責められない。仕方ない」と話していた。
駅前の道路は除雪車が行き来し、商店街ではアーケードの上や、店舗前に積もった雪をスコップなどでかき出す人の姿が見られた。


















