政府が16日に閣議決定した「安保3文書」では、防衛力の抜本的強化にあたって重視する能力として7つの柱を打ち出した。筆頭に掲げたのが、長射程ミサイルを中心とする「スタンド・オフ防衛能力」だ。
スタンド・オフは「離れている」という意味。政府は平成30年に策定した「防衛計画の大綱」で能力獲得を盛り込み、高速滑空弾の開発を進めるとともに、令和2年には陸上自衛隊の12式地対艦誘導弾の飛距離を延ばし「スタンド・オフ・ミサイル」として開発する方針を決めた。
ただ、この時点でのスタンド・オフ防衛能力は、日本の島嶼防衛のため、敵の射程圏外となる離れた場所から攻撃する能力と規定していた。
