100円の運賃収入を得るために必要なコストは、1万5546円-。この衝撃的な数字は、JR東日本が公表した久留里線(32・2キロ)の久留里-上総(かずさ)亀山間(9・6キロ、いずれも千葉県君津市)の令和元年度の収支だ。同社が地方35路線の収支を初めて明らかにしたのは、バスへの転換も選択肢に地元の自治体などと協議したい思惑がある。収支ワーストの同区間は果たして存続できるのか。
上り9本、下り8本
木更津駅(木更津市)から久留里線に乗ってみた。田園風景の中を進んでいた車両は、久留里駅を過ぎると山に囲まれ緑が深まっていく。ローカル線ならではのゆったりとした雰囲気。車両は関東では珍しいディーゼルカーで、鉄道マニアが写真を撮りに訪れることも多いという。
