高齢化と核家族化が進む中、介護施設や一人暮らしの自宅で孤独や不安を感じる高齢者は少なくない。新型コロナウイルス禍で人との交流も減った。そんな中、人を癒やすロボットの開発がさまざまな観点から進んでいる。理化学研究所(理研)は介護現場での活用を見据え、人のように表情を作ることができるアンドロイドを開発した。一方、大阪の医師らは一人暮らしの高齢者の悩みを軽減する声掛けをするロボットを、今年2月に実用化した。ロボットは、高齢者が抱える孤独や不安を解消できるのか。
表情で共感するアンドロイド
人に酷似した外見で、店頭に立って接客するなどの実証実験が行われているアンドロイド。だがロボットが高齢者とのやりとりで共感を得たり、心を癒やしたりするためには、アンドロイドが表情で喜怒哀楽を表現でき、さらにそれが正確に相手に伝わることが欠かせない。
