千葉県民の財産と生命を守るため、日夜職務に励む警察官の長年の功績をたたえる「第52回千葉県民の警察官」表彰の選考委員会が20日、千葉市中央区の「京成ホテルミラマーレ」で開かれ、鈴木昭雄警部補(58)=銚子署刑事課盗犯係長▽鈴木みどり警部補(58)=いすみ署交通課交通係長▽花島晃警部補(53)=成田署成田駅前交番係長-の3人が受章者に選ばれた。
選考委員会には千葉滋胤・元千葉銀行副頭取ら選考委員に加え金沢正和警務部長ら県警幹部が出席。出席者の間隔をとり、マスクを着用して発言するなど新型コロナウイルスの感染予防対策を徹底した。県警の推薦する5人を候補者として、実績や県民からの信頼などを総合的に考慮し、厳正に審査が行われた。
各部門で優れた実績をあげている候補者がそろったことから、選考委員からは「(3人に絞るには)非常に迷う」といった声もあったが、最終的には全会一致で3人への表彰が決まった。
表彰式は3月22日に同ホテルで行われる予定。受章者の3人には「県民の警察官章」などが贈られる。
県民の警察官は、全国共済農業協同組合連合会千葉県本部と千葉信用金庫から新たに協賛を受けた。
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■鈴木昭雄警部補 昭和57年に警察官を拝命して以降、大半を刑事部門に従事し、数々の凶悪事件を解決してきた。一方で初心を忘れず、困っている人に手を差し伸べた。
茂原署員として張り込み捜査をしていた際、女子学生が泣きながら歩いているのを目撃した。捜査を中断して声をかけると、「勉強についていけず死にたい」と話した。親身になって諭して思いとどまらせると、後日感謝の手紙が届いたという。
平成29年には「県警刑事技能指導員」に指定され、経験を生かし、若手や後進の育成にも尽力している。
■鈴木みどり警部補 豊富な経験とアイデアを生かし、相手の目線に立った分かりやすい説明で安全教育を実施するなど、地域に密着した活動を行う。
平成28年から勤務するいすみ署では、管内が高齢者の免許保有率が高い地域であることに着目。高齢者による重大事故を抑止すべく、運転免許証の返納促進施策として「運転卒業証明書」授与式を自ら企画立案し、反響を呼んだ。
自主返納施策と合わせて、高齢者の利便性確保のために市役所などと連携し、市営バス半額などの施策の実現にも尽力。地域住民の生活に寄り添う。
■花島晃警部補 勤続約33年のうち、地域部門に15年間ほど従事している。県民の身近で発生する多様な事件の被疑者を検挙するなど、治安維持に尽力してきた。
平成29年には積極的な職務質問により、覚醒剤取締法違反事件の容疑者を逮捕し、多量の薬物の拡散を防止。地域住民の生活環境の保全に大きく貢献した。
令和元年、県内に大きな被害をもたらした台風15号などによる災害警備では、昼夜問わずパトロールを強化。被災住民への声掛けや避難所への立ち寄り活動を積極的に行い、住民の不安感の払拭に努めた。




