オランダのルッテ首相は13日までに、王位継承者も同性婚が可能だとの見解を議会に対して示した。同国では2001年に世界で初めて同性婚が法的に認められ、王位継承者も一般人のように同性婚ができるかどうか議論になっていた。欧州メディアが伝えた。
ルッテ氏は12日に議会に提出した書簡で、王位継承者のアマリア王女(17)を念頭に「内閣は、王位継承者や国王(女王)が同性パートナーと結婚したい場合でも退位すべきだとは考えていない」と説明した。
英BBC放送によると、アマリア王女は来年から大学に進学予定。私生活はあまり知られておらず、結婚の予定もないとされる。
最近出版された本で、同性婚を選択すれば王位継承資格がなくなると論じられ、議員らがルッテ氏に見解を求めていた。(共同)