ハーブと暮らす

ルッコラを育てる

ベビーリーフでおなじみのルッコラは、ゴマのような香ばしい香りが特徴で、かむとピリッとした辛味やほろ苦さを感じる、アブラナ科のハーブです。

ピリッとした辛味を生じる成分は肝臓の働きを高めるといわれています。

10月は種から育てるのに最適な季節。数センチ程度に育った小さな葉を摘んで、サラダに混ぜて楽しんでみましょう。栄養に富み、ピリ辛風味も、しっかりと味わえます。

ルッコラは水を好むハーブです。土が乾いた状態になると葉のえぐみが強くなってしまいます。栽培中は水切れしないようにしながら、日当たりのよい南東側で育てましょう。室内でも育ちますが、日中はベランダなどで風に当てるとさらに育ちます。

注意点は2つ。アブラムシがつきやすいので、見つけたら、あらかじめ粘着力を落とした粘着テープで駆除しましょう。また、花が咲くと葉が早く枯れてしまいます。長く収穫を楽しみたい場合は、つぼみを早めに摘み取ります。花が咲いたら、花ごと食べても大丈夫です。

次回はルッコラを使った料理を紹介します。

(ハーブコンシェルジュ 小早川愛)

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