ディルはおしゃれなカフェのデリ(洋風総菜)でよく見かけます。ふわふわと細い葉が特徴で、深みのある緑色は、料理映えします。
清涼感のある風味も人気の理由。マヨネーズやヨーグルト、バター、チーズといった乳製品との相性は抜群です。キュウリ、ニンニク、ヨーグルトなどと合わせたブルガリア伝統のサラダ「スネジャンカ」に使われるほか、最近はディル風味のバターを作って楽しむ人もいるようです。
「魚のハーブ」とも呼ばれており、北欧のサーモン料理や、欧州定番のタラの塩漬けの干物などに付け合わせでよく使われています。スーパーの刺し身もディルを添えてレモン汁と塩でいただけば、たちまち「地中海風カルパッチョ」に変身です。
今回は、野菜スティックやパンにつけるのはもちろん、オムレツの具にもなるディップの作り方を紹介します。おうちでおしゃれに味わいましょう!
(ハーブコンシェルジュ 小早川愛)