群馬県、警戒度最大の「4」へ最終調整 時短要請も視野 知事、西村担当相と協議

群馬県の山本一太知事=群馬県庁(柳原一哉撮影)

新型コロナウイルス感染拡大「第5波」の本格化に伴い、群馬県は2日、独自の警戒度を最も深刻な「4」へ引き上げる方向で最終調整に入った。山本一太知事は同日、西村康稔経済再生担当相とコロナ対策を協議。県は近く臨時の対策本部会議を招集し、「4」に伴う飲食店などへの時短要請の再実施も含めた感染対策を協議する。

2日の新規感染者数は40人で、管轄別は県23人(保健所別=太田10人、伊勢崎5人、館林2人、藤岡、渋川、安中、利根沼田各1人、県外2人)、前橋市12人、高崎市5人。累計は8936人(死亡155人)。感染力が強いインド由来の変異株(デルタ株)は3人増の計181人になった。2日は週末の検査数が減った影響で減少したが、3日以降は再び増加に転じるという。

県内の感染状況は第4波ピークの水準に達し、新規感染者数は7月29日から4日連続で100人台に乗った。同31日には過去最多の136人を記録しており、県は2日から15日まで警戒度「3」を全県に適用。県民に広く警戒を呼び掛けている。

ただ、デルタ株への置き換わりを背景に、東京都では1日、過去最多の4058人を記録するなど首都圏で感染状況は深刻化。緊急事態宣言の対象は首都圏中心に6都府県に拡大した。

北関東は首都圏の「染み出し」の影響を受けやすく、隣接の栃木県は時短要請を含めた蔓延(まんえん)防止等重点措置の適用を要請すると発表。県内でも3日以降、再び100人超えが確実視されている。

県は第5波対策が後手に回らないよう、早期の警戒度引き上げが不可欠と判断したもようだ。「4」は5月4日~6月20日以来となり、この間に時短要請が実施された。

また、山本知事は内閣府で西村氏と会談し、今後のコロナ対策で連携することで一致。重点措置の県への適用についても協議したとみられる。(柳原一哉)

直近1週間の群馬県内の新規感染者数

7月27日 52人

28日 70人

29日 103人

30日 106人

31日 136人

8月 1日 104人

2日 40人

※県の資料を基に作成

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