公文式で身につく『新しいことに挑戦する力』

自分の力で教材を解くことで、試行錯誤しながら学ぶ力(自学自習力)を育む公文式。「自分でできた」という積み重ねを通して、「やればできる」という自己肯定感とともに、未知の領域に挑戦する力を培っていく。社会のさまざまな分野で活躍する公文式経験者が実感する公文式学習の魅力とは。一人ひとりの今に息づく学習経験や思い出などを3回にわたって紹介する。

最終回となる第3回は、企業・自治体と生活者をつなぐファンコミュニティクラウド市場で売り上げトップの実績を持つクオン(東京都港区)の本間友子さんと木曽澪さん。今年4月には入社3年目を迎え、ますます活躍の場を広げている。公文式で得た課題に向き合う姿勢が、ベンチャー企業での飛躍を支えている。

〈第3回〉「主体的に成長に向かう精神」社会での力に


クオンカスタマーサクセス一部営業課 本間友子さん(写真左)
学習歴:5~14歳(算数・数学、国語、英語)

クオンカスタマーサクセス一部営業課 木曽澪さん
学習歴:3~8歳(算数・数学、国語、英語)

本間さん:コツコツ学習で「上を目指す」

兵庫県から島根県に引っ越した際も、まずは公文式教室を探したという本間さん。小学校から中学校に進学する際も、辞めるという選択肢がなかったという。公文式は全国各地に教室があり、環境が変わっても続けられる
兵庫県から島根県に引っ越した際も、まずは公文式教室を探したという本間さん。小学校から中学校に進学する際も、辞めるという選択肢がなかったという。公文式は全国各地に教室があり、環境が変わっても続けられる

--公文式学習を長く継続しました。理由は何だったのでしょう

自分のペースで学習を進められること、一人ひとりに合わせて指導してもらえることでしょうか。習い事やほかの塾、部活で忙しいときも、先生に相談すると教室に通う回数などを柔軟に対応してもらえました。宿題ができなかったときも、「その分、教室でがんばろう」と励ましてもらえました。家庭の方針も「やりたいと思ったことは最後までやりきろう」というもの。高校受験が本格化するタイミングで、国語教材が高校生レベルに到達したこともあって一区切り。9年間、続けることができました。

--学習に対しての印象は

楽しかったです。「中学1年生だけど、高校生の勉強をやっている」といった先取り学習も自信になりました。算数・数学は、簡単な教材のときは、早く、間違えず解くことをポイントに。難しくなってからは、複雑な問題の仕組みを理解できたときに喜びがありました。パズル感覚で二次方程式に夢中になりました。

--国語が得意だったそうですね

教材が読み物としても魅力的でした。物語の続きが読みたくて、先へ先へと教材が進む中で、自然に読解力がついたと思います。読解力は算数・数学や英語、学校でのほかの教科の学習土台になったと思います。

--公文式で培われたことは何でしょうか

「上を目指して」という精神です。公文式では前進しようという意思が必要となります。自分のやる気で速く進んでいくこともできますし、なまければ遅れていきます。先の目標を目指し、やりきる姿勢が身につきました。

--どのような仕事を担当していますか

ファンコミュニティの導入を検討する企業に対しての営業をしています。さまざまな業種の方々とお会いするのですが、知らないことが多く、常に学んでいかなければなりません。難しくもあり、学ぶ楽しさも味わえます。それぞれの立場を大切に、お互いがどのように作用すればより良い仕事ができるか…という視点が求められています。

--公文式での学びは仕事にどのように生きていますか

継続する力、意欲的に学ぶ力は何ごとにも重要です。企業の課題を知り、解決していきたいという気持ちにつながっています。子どものころに身につけた学習習慣や姿勢は、今の仕事にいきていると感じています。

実はダンスも幼少時から大学まで続けた。「何事も長く継続する原点は公文式だったのかな」と笑う。全国公文進度上位者のつどい(2007)でもらったトロフィーは学習の励みとなり、今も大切にしている
実はダンスも幼少時から大学まで続けた。「何事も長く継続する原点は公文式だったのかな」と笑う。全国公文進度上位者のつどい(2007)でもらったトロフィーは学習の励みとなり、今も大切にしている

木曽さん:最大限の成果へ「主体的に向き合う」

東京藝術大学で音楽(ハープ)を専攻していた木曽さん。音楽の道か就職かを悩み、クオンに入社した。新しい世界にすっと溶け込める力について、「幼少期の気負わず学習にのぞむ日々がつながっているのでは?」と分析する
東京藝術大学で音楽(ハープ)を専攻していた木曽さん。音楽の道か就職かを悩み、クオンに入社した。新しい世界にすっと溶け込める力について、「幼少期の気負わず学習にのぞむ日々がつながっているのでは?」と分析する

--教室の印象はいかがでしたか

3歳で始めたこともあり、お兄さんやお姉さんたちが迎えてくれて、通うこと自体が楽しかったです。先生は温かい雰囲気であると同時に、ピリッと引き締めてくれる感じ。伴走者のような存在で、「がんばろうね」というときもあれば、「ちゃんとやろう」といった声かけもしてくれました。いろいろな方法で応援してもらいました。

--好きな教科は何でしたか

英語です。長文が出てくると、読むことが楽しみでした。ただ、ベースとなっていたのは国語なのかもしれません。学習をこなしていくのではなく、読書の延長で教材が進んでいきました。算数・数学も文章題が出てくるとスムーズに解くことができ、本間さんと同じく国語を起点にした読解力が役立ちました。

--公文式学習を大変だと思った経験はありますか

幼いときに始めたので、学習は自然と生活の一部になっていたというのが正直なところです。「ほかの子は遊んでいるのに…」といった不満もなかったですし、勉強に取り組むときの「よし、やるぞ」という気負いもありません。新しい単元に対するスタンスも、「まず、やってみよう」と安定していました。教材の難易度が少しずつ上がっていくので挫折もなく、「次は何かな?」と主体的に入っていける。その繰り返しの結果、「きっと、できるはず」という基本的な考え方や姿勢を身につけることができたのでは。スムーズな学習の印象だけが残っています。

--現在の仕事について教えてください

営業担当として、お客さまや代理店の方々とさまざまな課題について検討し、事業の活用などについての提案をしています。答えやゴールが見えないことが多く、進むことが難しい場面もあります。みなさまの意図や問題点、より良い未来像の探求が必要になりますが、良い意味でふわっと気負いすぎることなく取り組むことができています。そういう姿勢は公文式学習で培われたのかもしれません。

自分のペースでコツコツと勉強を続ける日々。ある日、全国公文進度上位者のつどいに参加して、「毎日取り組んでいる学習ってすごいことなのかな。みんながんばっているんだな」と実感したという。トロフィーは2005年のもの
自分のペースでコツコツと勉強を続ける日々。ある日、全国公文進度上位者のつどいに参加して、「毎日取り組んでいる学習ってすごいことなのかな。みんながんばっているんだな」と実感したという。トロフィーは2005年のもの

飛躍につながる「できる」の積み重ね

--公文式の魅力とは何でしょう

本間さん 学習という刺激と知らないものを知る感覚、ちょっとできるとほめてもらえる喜び-という組み合わせは、うれしいものなのではないでしょうか。教材の妙もあります。一人ひとりにちょうどいい教材で、丸がつくのが当たり前。だからこそ、ひとつ間違うと悔しい。気にもなるので、しっかりと復習することになります。振り返ってみると、日によって宿題として渡される教材の枚数が違っていました。理解の度合いなど、先生がきめ細かく様子を見てくださっていたのでしょう。

木曽さん 基礎からいきなり応用ではなく、徐々に難易度が上がっていきます。知らないレベルが急上昇してしまうのではなく、ちょっとだけ新しいことを学び続けることになります。できる、できる、できる…が積み重なり、気づくとさらにできるようになっているのが公文式の魅力では。

--公文式学習は今の自分につながっていると思いますか

木曽さん 社会で直面する課題も、最初はだれも答えは分かりません。公文式を通じて、何事に対しても「いつかは分かるはずだ」「やればできるはず」というスタンスをデフォルト(基準)として臨むことができるようになったと思います。

本間さん コツコツと継続する力は大きいです。仕事で分からないことも、続けて向かい合っていくと、見える世界が変化して広がっていきます。

--公文式学習を考えているみなさんへのメッセージを

木曽さん 私が読書感覚で教材を楽しんでいたように、興味や関心、個性に合わせて、学習が楽しいと感じるポイントが見つかると思います。また、私は自宅では母と一緒に勉強していて、「一緒にがんばろうね」と励まされたり、英語の発音競争をしたりしていました。家族のコミュニケーションという切り口での良さもあるのではないでしょうか。

本間さん 確かにそうですね。母が夕食の支度をする横で、公文式の宿題をしていました。「終わったら、ご飯にしようね。がんばれ!」と声がかかったりして…。そのとき景色が今も記憶に残っています。公文式は、簡単な教材から取り組んでいくので、気負わずに学習に取り組みやすいです。そして無理なく続けられる環境の工夫があります。先生や一緒に学ぶ仲間、がんばった後にもらえる賞状など、すべてが学習の励みに。私も体験学習からスタートしたので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

2人が公文式で英語を学習していた当時はなかった専用リスニング機器『E-Pencil(イー・ペンシル)』を手にする本間さん(左)と木曽さん。「操作が簡単で、より効果的に勉強できそう」と声をそろえた
2人が公文式で英語を学習していた当時はなかった専用リスニング機器『E-Pencil(イー・ペンシル)』を手にする本間さん(左)と木曽さん。「操作が簡単で、より効果的に勉強できそう」と声をそろえた

前例のない事業を切りひらき、大きな成長を約束するベンチャー企業・クオン。働く一人ひとりにもいや応なく、高い目標を設定し、飛躍していくことが求められる。

本間さんは「だれもやっていないことや、新しい世界に挑戦するのは楽しい」、木曽さんも「大きな物語がある提案をえがいて、お客さまに価値を感じていただけたらうれしく思います」と声をそろえる。

試行錯誤しながら学習を継続した経験が、未知の課題に向き合う力となっている。

⇒学習の特徴や公文式の歩みなど、公文式についてもっと知りたい方は、公文式HPへ
【クオン】
 ファンコミュニティクラウド(BtoC向け専用構築サービス)市場で売り上げトップ(2018年企業運営型ファンコミュニティクラウド専用構築サービス市場事業者売上高ベース、矢野経済研究所調べ、2019年6月時点)の実績を誇る、企業や自治体、生活者をつなぐオンラインコミュニティ開発と運営・コンサルティングを行う会社。1996年の創業以来、累計200社超のファンコミュニティを運営。複数の特許技術を用いたデータサイエンスを駆使し、ファンコミュニティの企画・運営を通じて、企業や自治体、生活者の関係構築や課題解決、持続的発展を実現している。

提供:公文教育研究会