約400枚の写真で、千葉県野田市の「ちょっと昔」を探る特別展「まちの記憶-写真でたどる野田・関宿の昭和30~40年代-」が、同市野田の市郷土博物館で開かれている。
野田市は昭和32年に川間村、福田村と合併して市域が広がった。平成15年に野田市と合併した関宿町も昭和30年に旧関宿町、二川村、木間ケ瀬村が一つになって誕生した。それからの20年間は架橋や公共施設建設が進み、野田市の基礎が築かれた時代だ。
そこで、博物館では市が所有していたり、市民から提供されたりした昭和30~40年代の写真を展示し、激動の時代の記憶をよみがえらせる特別展を企画した。
48年10月15日の千葉国体高校軟式野球始球式の様子は懐かしく、38年のじん芥収集車の写真を見れば、収集車から流れた、到着を知らせるオルゴールの音が今にも聞こえてきそう。
人があふれる商店街、江戸川に船をならべた「船橋」や渡し舟の様子など、古くからの市民には時の流れを感じさせ、今も変わらない建物のモノクロ画面の中の姿は、新しい市民にとっては野田の伝統の発見だ。
博物館学芸員の柏女弘道さん(39)は、「現在につながる古い風景を知ってもらうだけでなく、現在もまた未来につながっていることに気づき、街並みを見るきっかけになってほしい」と話している。
29日まで(火曜休館)。入場無料。



