座間事件 被告人質問で淡々と証言 検察側には即答

複数の遺体が見つかった白石隆浩被告の自宅アパート=平成29年10月31日、神奈川県座間市(川口良介撮影)

 約2カ月の間に男女9人を次々と自宅アパートに連れ込み、殺害を繰り返した白石隆浩被告。7日の公判では、検察側の質問に「9人の骨が部屋にあるのに、全員から(殺害を)頼まれたという主張は受け入れられないと思った」と全面的に犯行を認めた一方、自身の意に反して承諾殺人罪の適用を主張する弁護人には反発する姿勢を見せた。

 午後1時ごろから始まった被告人質問の冒頭、白石被告は弁護人からの「事件から3年ほどたったが、今の心境は」という質問に首を傾けたまま10秒間ほど沈黙。その後も回答を拒否したため、予定を変更して検察側の質問を先に行う異例の事態となった。

 検察官が犯行の動機などを尋ねると、「はい」「間違いありません」と即答。これまでの公判では、被告人席で足を投げ出し、腕を組む様子をたびたび見せていたが、この日は女性とのSNSでのやりとりをモニターに映すよう自ら求めるなど、正確に答えようとする姿勢もあった。遺体の解体方法も淡々と語り、「自宅近くのごみ集積所に捨てても見つからない自信があった」などと述べた。

 ただ、検察側の質問が始まった当初は目を閉じたまま答えていたため、検察官から「今回の裁判では(白石被告の)話の信用性が問われている。つむった目を開けて答えてほしい」とたしなめられる一幕もあった。

Google検索で「産経ニュース」を優先表示。ワンクリックで簡単登録

会員限定記事

会員限定記事一覧

社会ランキング

  1. 「息子はルールを守らない外国人に未来を奪われた」被害男性の母 増える外国人交通事故 「移民」と日本人有料会員記事

  2. 悲鳴30分、群衆事故で死者数十人の可能性も 急成長「屋内イベント」の安全性の死角は

  3. やまゆり園の献花台、新たに犠牲者の名前刻み計11人に 殺傷事件から26日で10年

  4. 辺野古沖事故時の防犯カメラ公開 沖縄の玉城知事「捜査の証拠なぜ発信。疑問付いて回る」

  5. 建設予定地が「特定避難困難地域」 野球場建設中止求め市民225人が提訴 愛知・豊橋

  6. 「ありがとう」京都で不明、遺体で見つかった米国籍の男性の母親、捜索ボランティアに感謝

  7. 遺体は身長115cmの男性 行方不明の5歳男児捜索中、温泉施設の下流で発見 鹿児島

  8. <独自>大阪・道頓堀のビル火災で書類送検の男 防犯カメラに複数回のたばこポイ捨て映像

  9. 更地の京アニ現場、事件7年の空白 慰霊碑建立の方針も続く遺族との検討、設置めど立たず

  10. 大雨で住宅倒壊、夫婦と連絡取れず栃木・足利で土砂崩れ レベル4の災害危険警報