約2カ月の間に男女9人を次々と自宅アパートに連れ込み、殺害を繰り返した白石隆浩被告。7日の公判では、検察側の質問に「9人の骨が部屋にあるのに、全員から(殺害を)頼まれたという主張は受け入れられないと思った」と全面的に犯行を認めた一方、自身の意に反して承諾殺人罪の適用を主張する弁護人には反発する姿勢を見せた。
午後1時ごろから始まった被告人質問の冒頭、白石被告は弁護人からの「事件から3年ほどたったが、今の心境は」という質問に首を傾けたまま10秒間ほど沈黙。その後も回答を拒否したため、予定を変更して検察側の質問を先に行う異例の事態となった。
検察官が犯行の動機などを尋ねると、「はい」「間違いありません」と即答。これまでの公判では、被告人席で足を投げ出し、腕を組む様子をたびたび見せていたが、この日は女性とのSNSでのやりとりをモニターに映すよう自ら求めるなど、正確に答えようとする姿勢もあった。遺体の解体方法も淡々と語り、「自宅近くのごみ集積所に捨てても見つからない自信があった」などと述べた。
ただ、検察側の質問が始まった当初は目を閉じたまま答えていたため、検察官から「今回の裁判では(白石被告の)話の信用性が問われている。つむった目を開けて答えてほしい」とたしなめられる一幕もあった。




