首相会見全文

(8)「核兵器廃絶方針、次の政権でも引き継がれる」

 --多くの被爆者と会い、戦争で家族を亡くされた方々の声に耳を傾けられてきたが、どのように首相の胸に響いたか。任期中には安全保障関連法など世論を二分するところもあったが、どのように平和と平和問題と向き合ってきたか。次の政権に、平和、反戦、核兵器廃絶を託す考えは

 「まず、核兵器の廃絶、これは私の信念であり、日本の揺るぎない方針でもあります。当然これは、この方針は、次の政権でも引き継がれていくものだろうとこう思います。

 平和問題であります。残念ながら世界でまださまざまな地域で戦闘が起こり、戦闘に巻き込まれる方、子供たちもいます。それをいかになくしていくかという問題でありますが、まさに世界が協力をしながら、平和を作り出していくという努力をしなければいけませんし、平和を維持していくという努力もしなければいけません。

 と同時に、残念ながらわが国のまさに近くにですね、核開発を進め、日本を射程に収めるミサイルの開発を進めている、北朝鮮もそうです。そうした国からしっかりと日本を守り抜いていかなければなりません。

 そのためにこそ、まさに日米同盟はあるわけでありまして、同盟の絆を強くすることによってですね、日本を攻撃しようという気持ちに相手をさせない、そういうことにつながっていく、つまり、抑止力になっていくわけでありまして、いわば抑止力というのは、これは戦争するためのものではなくて、戦争を防ぐためのでもあります。

 そうした努力もしながらまた、核の廃絶についてもですね、核兵器国と非核兵器国の橋渡し役を日本が行いながら、唯一の戦争被爆国としてですね、核の廃絶に向けた努力を重ねていかなければならないと、こう思っています」

 --辞任を最終的に具体的に判断したのはいつか。判断に当たって誰かに相談したか

 「あの、月曜日にそういう判断をしました。その中で、この秋から冬に向けてもですね、コロナ対策を取りまとめをしなければならない。この取りまとめをしっかりとする。そしてその実行のめどを立てる、それが今日の日となったということであります。この間、相談したのか、ということでありますが、これは私自身、自分1人で判断をしたということであります」  -コロナ対応では、日本がいかにIT後進国であるかということが露呈した。

ITで日本は世界の後塵(こうじん)を拝しているが、原因はどこにあるか。後任期待するところは。どのように申し送りするのか

 「今、ご指摘になったようにですね、この日本の、この今の状況、IT分野におけるですね、状況、問題点、課題というのは明らかになったわけであります。反省点でございます。

さまざまな課題があるんですが、まず、官の側に立てばですね、役所ごとにですね、システムが違うという問題もございますし、自治体ごとに違っているという、そういう課題もあります。今回はそういう課題が明らかになってまいりましたのでですね、高市(早苗)総務相を中心に一気に進めていくということにしているところでございます。

 もう一つは個人情報に対する保護、この対応がですね、自治体ごとに違ったりとかするという、自治体ごとにですね、違うという課題もあります。しかし今回、そういう課題をですね、乗り越えていく必要性というのは相当これ、共有できたのではないかと思いますので、ここで私は辞めていくということになるわけでございますが、残りの期間、また次の、そして、リーダーとまた、当然、取り組んでいかれると思いますが、私も残余の期間ですね、しっかりと頑張っていきたいと思っております」

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