首相会見全文

(9完)「国家国民のために全力尽くしてきた」

記者会見する安倍晋三首相=28日午後6時1分、首相官邸(代表撮影)

 --後任の自民党総裁が決まるまでの残余の時間はどれぐらいと考えているか、あるいは希望しているか

 「次の総裁が決まるまでどれぐらいかかるかということなんですが、執行部の方でですね、案を今、具体的に考えておられるというふうに先ほど情報として入ったんですが、あの、これは私の体調の方はですね、基本的にはその間は絶対大丈夫だと、こう思っております。

 それほど長期ではないけれども、しっかりと、この、選んでいただける、あの、政策論争ができる時間は取られるんだろうと今、私が具体的なことは申し上げることは控えた方がよいと思っています」

 --安倍政権は非常に徹底したメディア対策というものがなされた政権だと思う。それは首相の指示によるものだったのか、知らずにやっていたものか。質疑の場面なのに、なぜか質問と答えが目の前のメモに書いてあるという状況を見て違和感を覚えなかったか。メディアと政治、民主主義において、こうした関係をどのように考えているか

 「あの、まず安倍政権が、例えば幹事社から質問を受けるというのが安倍政権の特徴ではなくて、ずっと前の政権もおそらく同じだったと思います。それは幹事社からの質問については最初に受けるということは、これは今までの各政権がみんなそうだったんだろうと。正確性を、総理の発言ですから、これは正確な答弁をしなければなりませんから、どういう質問があるかは想定で答弁をつくってあるということであって、今日だって私はこうしてお答えしてますが、それぞれ前もっていただいた質問ではないということでありますし、メディアにそれぞれどう出演するかというのはそれぞれの政権が判断するのだろうと思います。いいかどうかもその政権の判断だと思います」

 --多くの成果を残した一方、森友学園問題や加計学園問題、桜を見る会の問題など国民から厳しい批判にさらされたこともあったと思います。こうしたことに共通するのは政権の私物化という批判ではないかと思うが、どう考えるか

 「政権の私物化はですね、あってはならない。ことでありますし、私は政権を私物化した、というつもりは全くありませんし、私物化もしておりません。まさに、国家国民のために全力を尽くしてきたつもりであります。その中でさまざまなご批判もいただきました。また、ご説明もさせていただきました。

 その説明ぶり等についてはですね、反省すべき点もあるかもしれないし、そういう誤解を受けたのであればそうなることについても反省しなければいけないと思いますが、私物化させたことはないということは申し上げたいと思います」

 --辞任による東京五輪パラリンピックの開催判断への影響や、来夏に予定通り大会が開催された場合、首相として五輪を迎えることができないことへの率直な思いは

 「世界のですね、アスリートが万全のコンディションでですね、プレーを行い、そして、観客の皆さんにも、安全で安心な大会をやっていきたいというふうに思います。IOC(国際オリンピック委員会)や大会組織委員会、また東京都もですね、緊密に連携をしながら、先般策定をされましたロードマップもですね、沿ってですね、しっかりと準備を進め、開催国としての責任を果たしていかなければならないと、こう思っておりますし、当然私の次のリーダーもですね、当然その考え方のもとに目指していくんだろうと思います。

 もちろんそのためにですね、さまざまに、さまざまにやらなければいけないことがあるんだろうと思います」

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