首相会見全文

(6)ポスト安倍「ビジョン、責任感、情熱を持った方」

自民党本部に入る細田博之氏(中央)=28日午後2時46分

 --首相は自民党総裁と同時に党内最大派閥の清和政策研究会(細田派)の実質的リーダーだ。今後の党総裁選では首相の影響力が少なからず働くと思うが、後任の総裁選びはどういった姿勢で臨むか。誰かを支援して一票を投じるか。退陣する首相として静観する考えか。取り組んできた憲法改正は支援の条件となるか

 「まず清和会だが、清話会は細田派でありまして、細田さんが会長でして、細田会長の下、皆さんでどう臨まれるかということは、政策グループとしておそらく議論するかもしれないと、こう思っていますが、私はですね、総裁を辞めていく立場であり、私から何か次の総裁選に影響力を行使しようということは全くこれは考えておりませんし、そうすべきでもないだろうと、こう思っています。そして憲法についてはそもそも、憲法改正、また4項目の案についてはですね、イメージ案については、これは党で決めたことでございますので、誰が総裁になられても当然、党として約束していることであり、取り組んでいかれるんだろうなと思っています」

 -先ほど、今後は一議員として政治に関わると言っていたが例えば元首相としてできること。ロシア外交や対中外交というものに取り組む意欲はあるか。次の衆議院選挙への対応は

 「今後についてでございますが、なんとかですね、体調を回復する中において、一議員として活動を続けていきたい。その中でさまざまな政策課題の実現に微力を尽くしていきたいと思いますし、次なる政権にですね、対しても影響力を、当然のことなんですが、一議員として協力していきたい、支えていきたいと思います。どのようなことをやるのかについてはですね、これはいわば、これからまだ先のことでありますが、今までの経験も生かしながらですね、議員としてできることがあれば、取り組んでいきたいと思います。

 次の衆院選についてはですね、これはまさに有権者の皆さまの判断することでもございますが、私としては、基本的には一議員として仕事をしていきたいと思っております」

 -首相が考える総理・総裁に必要な資質は

 「これは今までもよく申し上げてきたことでございますが、いわば、しっかりとしたビジョンを持ってですね、責任感と情熱を持った方だろうと思いますが、今まで名前が出ている方はそれぞれそうした資質を持っておられるんだろうなと。私が持っているかどうかというのはこれまた別の問題でありますが、それとやはり、首相というのは一人でできる仕事ではなくて、私がここまで来られたのもですね、至らない私を支えていただいた多くのスタッフの皆さんや、多くの議員の皆さんや、そういう方々がいて、なんとかここまで来ることができました。ですから、そういう、やはりチーム力ということも大変重要ではないかと思います」

 --新型コロナの政府対応で成果を挙げたと思われる点、反省点は

 「まさに、今回のコロナウイルス感染症との戦いはですね、まずは武漢で発生し、武漢の邦人の救出オペレーションからスタートしました。その後は、ダイヤモンド・プリンセス号の問題もあった。それぞれはじめての経験でありました。ですからまさに、今までの知見がない中において、その時々の知見を生かしながら、われわれは最善を尽くしてきたつもりです。マスクについても、さまざまなご批判もいただいたきましたが、マスクの配布を始めることによって、需要と供給の関係が相当、供給もでてきたこともあります。いろんな、ネット等でも価格も大きく変わってきたこともあったと思う。ただ、国民の皆さまから厳しい批判もありました。そうしたものは私も受け止めなければとならないと思う。

 各国との比較の中において亡くなった方がおられますが、死者の数、重傷者の数等々においても、諸外国にくらべて何とか低く抑えることもできたと考えている。経済への影響、これは大きな影響があるが、種々の経済対策によって、他の先進国等々と比べれば、何とか押さえることができていると思うが、まだまだそれは不十分な点もあるし、反省すべき点はもちろん、多々あることは申し上げないといけないと思う」

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