その他の写真を見る (1/4枚)
「ちゃっちゃとしなはれ!」。昨秋、テレビから流れてきた、てきぱきとした大阪弁に懐かしさを感じた人は多かったはず。NHK連続テレビ小説「スカーレット」の大久保さんといえば、この人。出番が終わったときは「大久保さんロス」が起こるほど、ヒロインを厳しく温かく鍛える女中役がぴたりとはまった。関西を舞台にしたドラマや演劇に欠かせないベテラン女優として活躍。だが、その素顔は女優にとどまらず、落語家、教育者などマルチにわたる。「生涯、働き続けていたい」と話す三林京子さんのエネルギーの源は-。(聞き手 亀岡典子 編集委員)
■厳しさは愛情あればこそ
「あ、大久保さんや」。客席がざわめいた。昨年10月の京都・南座。藤山直美さん主演の舞台「喜劇?道頓堀ものがたり」で、道頓堀の芝居茶屋の女将(おかみ)にふんした三林さんが登場すると、場内がざわざわ。NHK連続テレビ小説「スカーレット」での元「荒木荘」の女中、大久保のぶ子役で見せた存在感の大きさに改めて驚かされた。
