任期満了に伴う大阪府岸和田市長選は26日投開票され、無所属現職の信貴芳則氏(56)が、元市議の西田武史氏(52)と市町会連合会長の吉野富博氏(69)の無所属新人2氏を破り、再選を果たした。当日有権者数は16万2498人、投票率は過去最低の33・61%(前回34・69%)だった。
支持者らは開票前から市内の選挙事務所に集まり、開票状況を見守った。保守系の3人が立候補する異例の選挙戦で、開票が深夜までもつれこむ接戦となったが、当確の報が出ると、支持者から歓声と拍手。姿を見せた信貴氏は、大きな拍手で出迎えられ、バンザイを繰り返して再選を喜び合い、「激しい戦いだったが、与えられた責務を全うしたい。大阪南部の底上げに渾身の努力をする」と決意を新たにした。
「4年間やってきた実績に対する評価だと思う」と語った信貴氏は選挙戦で市の借金を82億円減らした実績を強調し、各自治体の首長とのパイプもアピール。医療費助成の拡充など医療・子育て施策の一層の充実を訴え、支持を広げた。また、連合大阪の推薦を得たほか、共産系からも実質的な支援も得て、組織票を固めた。
一方、西田氏は財政改革の必要性や子供たちの学力向上を強調し、吉野氏は市組織のスリム化や市街地の規制緩和などを訴えてきたが、及ばなかった。




