カミナリとアート 創造力を刺激する上州名物

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 雷が多発することで知られる群馬県。夏の身近な自然現象をテーマにした展覧会「カミナリとアート 光/電気/神さま」が群馬県立館林美術館で開かれている。絵画や彫刻、写真、工芸など雷をめぐる作品からは、多様なイメージが花咲き、人との深いつながりが浮かび上がってくる。(渋沢和彦)

 大きな被害をもたらす恐れの対象でありながら、農作物に恵みの雨をもたらし人々の生活と密接に関わってきた雷。江戸時代の絵師、俵屋宗達が「風神雷神図屏風」で、雷神を大胆に描いたように、過去から現代まで表現者たちにインスピレーションを与え続けてきた。今回、宗達作品は出品されていないが、多様な表現で楽しませてくれる。

 たとえば赤や黄色が鮮やかな、オノサト・トシノブ(1912〜86年)の油彩画「雷」。幾何学模様を組み合わせ、雷神の太鼓を抽象的なイメージで表現した。明快でリズミカル。音や光がどこまでも拡散していくような印象を与える。国際美術展のベネチアビエンナーレに出品するなど、群馬を拠点に世界で活躍したオノサト。わざわざ「雷」というタイトルの作品を制作するほどだから、よほど身近な存在だったのだろう。

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