都知事選

自民党都連 桜井氏の擁立論高まる

 東京都の舛添要一前知事の辞職に伴う都知事選(7月14日告示、31日投開票)に向け、自民党都連は27日、党本部で幹部会合を開き、候補者としていったんは出馬を固辞した前総務事務次官の桜井俊氏(62)の擁立を求める声が相次いだ。都連は週内にも候補者を選定したい考えで、桜井氏の再説得を含め調整を急ぐ。

 党幹部によると、桜井氏は人気アイドルグループ「嵐」の桜井翔さんの父親で、「実務家でありながら知名度もある」と判断。党内でも桜井氏の待望論が強まっていることから、一部の国会議員が出馬に向けた再説得を図るという。

 桜井氏は今月15日、自民党内に出馬を求める声が高まっていることについて、報道陣に「出馬のお話があっても、出るつもりはない」と述べ、自身の立候補を否定していた。

 会合では、ほかに前厚生労働事務次官の村木厚子氏(60)や小池百合子元防衛相(63)の名前も挙がったという。

 都連では「政治とカネ」をめぐり都知事が2代続けて任期半ばで辞職したことを受け、党所属の国会議員でなく、同問題の追及を受ける可能性が低く、実務能力に長けた官僚らを中心に候補者選びを進めていた。だが、1100万人を超える有権者を抱え、無党派層が多い都知事選では「勝てる候補」には知名度が不可欠とあり、候補者選びは難航している。

 このほか政府内では「北朝鮮による拉致問題を通じて安倍晋三首相と近い」(党幹部)という前外務事務次官の斎木昭隆氏(63)や、妻で外務省国際法局長の尚子氏(57)の夫妻を推す声も出ている。

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