【ワシントン=加納宏幸】国際的ハッカー集団「アノニマス」がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に関連するフェイスブックやツイッターのアカウントにサイバー攻撃をかけ、機能不全に陥らせたと主張していることが分かった。米メディアが11日、一斉に報じた。
米CNNテレビ(電子版)などによると、ツイッターのアカウント800件近く、フェイスブックのページ12件、電子メール・アドレス50件以上などをサイバー攻撃の対象とした。アカウントの多くは閲覧できない状態になっている。
アノニマスを名乗るグループは動画投稿サイト「ユーチューブ」で声明を発表し、「イスラム国はイスラム教徒ではない。お前たちを捕らえ、サイト、アカウント、メールをダウンさせる。お前たちをウイルスのように扱う」と宣言した。
アノニマスとみられるグループは2013年、日本政府に捕鯨をやめるよう求めるメッセージをユーチューブに掲載したこともある。米FOXテレビ(電子版)は11日、政府や企業にサイバー攻撃を仕掛けてきたアノニマスが「メディアの前向きな報道」を狙ってイスラム国を攻撃対象にした、と指摘した。
イスラム国はソーシャル・メディアを通じた戦闘員の勧誘や、サイバー攻撃などによるネット戦術を展開。10日には、米誌ニューズウィークのツイッター公式アカウントが、イスラム国関連と主張するハッカーにより乗っ取られた。



