液状化とみられる現象で住宅敷地や道路が陥没した札幌市清田区では、地震から1週間がたっても被害地区には規制線が張られ、復旧作業が続いている。各所に積まれていた土砂は片付けられたが、市の担当者は「復旧のめどは全然立っていない」と漏らす。13日夜には初の住民説明会が非公開で開かれた。参加者によると、責任の所在の明確化を求める一部住民に対し、市側は「原因究明中」と繰り返して会場は紛糾した。
被害が大きかった里塚地区には13日、多くの重機が投入され、道路の陥没部分を埋めたり、応急的に仮の下水道管を敷設したりする作業が行われていた。
工事車両の出入りがない夜間には、規制エリアの範囲が縮小されるなど、復旧作業は進んでいるかに見える。しかし、高台から同地区一帯を見下ろすと、ゆがんだ地面にあてがわれたブルーシートなどが目立ち、復旧までの道のりが遠いことをうかがわせる。担当者も「ようやく土砂を取り除いた段階」と話す。
また、同地区には、いまだに避難で親族宅に身を寄せたり、市営住宅に移ったりしている住民は多い。



